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転職だけじゃない。起業も家計管理も、全ての基礎になる資格
自衛官の転職を考えたとき、「宅建士」や「電気工事士」といった専門資格に目が向きがちです。
しかし、もう一つ忘れてはいけない資格があります。それが日商簿記3級です。

簿記?経理の仕事をするわけじゃないし、必要ないでしょ
そう思う方もいるかもしれません。でも、簿記は単なる経理の資格ではありません。転職はもちろん、起業を考えている人、副業を始めたい公務員ではない人、そして家計管理をしっかりしたい人にとって、必須の知識なのです。
私自身、看護師として働きながら、育児と夜勤をこなし、1年3ヶ月かけて日商簿記3級を取得しました。その後、短期間ではありましたが税理士事務所で会計スタッフとして実務を経験し、現在は確定申告の帳簿付けや資産管理に簿記の知識を活かしています。
今回は、なぜ自衛官に簿記3級が必要なのか、そして忙しい中でも合格できる勉強法について、実体験をもとにお伝えします。
日商簿記3級とは?お金の流れを理解する基礎資格
日商簿記3級の基本情報
日商簿記3級は、日本商工会議所が主催する、企業の会計に関する基礎知識を問う国家資格です。
簿記とは、企業のお金の流れを記録し、整理し、報告するための技術です。簿記3級では、小規模な企業やお店の会計処理の基本を学びます。
試験内容
- 試験時間:60分
- 出題形式:ネット試験(CBT方式)または統一試験(ペーパー試験)
- 合格ライン:70点以上/100点満点
- 合格率:約40〜50%(ネット試験)
学習範囲
- 仕訳(取引の記録方法)
- 帳簿の記入
- 決算書の作成(貸借対照表、損益計算書)
- 基本的な会計ルール
簿記3級の価値
簿記3級は、他の専門資格と比べると「地味」に見えるかもしれません。しかし、その実用性は非常に高いです。
- 転職に有利:事務職、経理職、総務職で評価される
- 起業の基礎知識:自分で事業を始めるときに必須
- 副業・フリーランス:確定申告や帳簿付けができる
- 家計管理:お金の流れを正しく把握できる
- 資産管理:自分の資産状況を数字で理解できる
簿記は「ビジネスの共通言語」と言われます。どんな仕事をするにしても、お金の流れを理解していることは、大きな武器になるのです。
なぜ自衛官に簿記3級が必要なのか
1. 事務職への転職に有利
自衛官からの転職先として、事務職を希望する人は少なくありません。特に、体力的な負担が少なく、定年まで長く働ける職種として人気があります。
しかし、事務職の求人には「簿記3級以上」という条件がついていることが多いです。簿記3級を持っているだけで、応募できる求人の幅が大きく広がります。
実際、私が税理士事務所で働いたとき、簿記3級を持っていたことが採用の決め手になりました。「未経験でも最近簿記3級を取得したのなら教えやすい」と言われたのを覚えています。税理士からは「10年前に簿記2級を取得した人より、今簿記3級を取得した人の方がよい」と言われました。言葉のとおり実務には問題なく、完璧主義の私は特に数字を扱う仕事にとてもやりがいを感じ毎日充実していました。
2. 起業・独立を考えているなら必須
自衛官を退職後、自分で事業を始めたいと考えている人にとって、簿記は必須の知識です。
起業すると、必ず「帳簿をつける」「確定申告をする」という作業が発生します。税理士に丸投げすることもできますが、自分で基本的な帳簿付けができれば、コストを大幅に削減できます。
また、事業の収支を正しく把握できなければ、利益が出ているのか、どこにお金が消えているのか分からなくなります。簿記の知識があれば、自分の事業の状態を数字で正確に把握できるのです。
3. 副業・フリーランスにも役立つ
自衛官を退職した後、会社員をしながら副業をしたり、フリーランスとして働く選択肢もあります。
副業やフリーランスで年間20万円以上の所得があれば、確定申告が必要になります。このとき、簿記の知識があれば、自分で帳簿をつけ、確定申告書を作成できます。
税理士に依頼すると、年間数万円〜十数万円の費用がかかりますが、自分でできればその費用を節約できます。
4. 家計管理・資産管理の基礎
簿記を学ぶと、「お金の流れを記録し、整理する」技術が身につきます。
これは、家計管理にもそのまま応用できます。家計簿をつけるのが苦手だった人も、簿記の知識があれば、収入と支出を正しく把握し、無駄な出費を見つけることができます。
私自身、簿記を学んでから、家計簿の付け方が大きく変わりました。以前はただ「今月いくら使った」という記録だけでしたが、今は「何にどれだけ使ったか」「資産がどう増減したか」を明確に把握できています。
また、将来的な資産形成を考える上でも、簿記の知識は役立ちます。投資や不動産購入を検討するとき、貸借対照表や損益計算書の見方が分かると、判断の精度が上がります。
私がクレアールを選んだ理由
簿記3級の勉強方法は、大きく分けて3つあります。
- 独学(参考書と問題集)
- 通学講座(資格スクールに通う)
- 通信講座(オンラインで学習)
当初独学を選んだ私ですが本を購入したものの理解が進まず断念、そのため多くの通信講座の中からクレアールを選びました。
その理由は以下の3つです。
1. 圧倒的な低価格
当時キャンペーン中で安かったという理由だけでクレアールを選びました。通信講座の中には、3万円、5万円とかかるものもあります。しかし、クレアールの簿記3級講座は、キャンペーン時なら10,000円程度で受講できます。
独学なら参考書と問題集で3,000円程度ですが、初心者が独学で理解するのは意外と難しいです。わずか数千円の追加で、プロの講義が受けられるなら、圧倒的にコスパが良いと感じました。
2. オンライン完結・好きな時間に受講可能
クレアールの講義は、すべてオンラインで視聴できます。スマホでもパソコンでも、好きな時間に、好きな場所で学習できます。
私の場合、看護師として夜勤もあり、育児もしながらの学習でした。決まった時間に学習するのは不可能でしたが、クレアールなら自分のペースで進められました。
- 早起きをして30分
- 昼休みにスマホで動画視聴
- 夜勤の待機時間に問題演習
こんな風に、スキマ時間を活用して学習を進めました。
3. 合格保証制度で1年以上学習可能
クレアールには「合格保証制度」があります。もし試験に不合格だった場合、翌年も無料で講座を受講できるのです。
これが、私にとって大きな安心材料でした。
育児と仕事をしながらの学習だったので、「もし1年で合格できなかったらどうしよう」という不安がありました。しかし、合格保証があるおかげで、「焦らず、自分のペースでいい」と思えたのです。
結果的に、私は1年3ヶ月かけて合格しました。途中、勉強できない期間もありましたが、合格保証のおかげで続けることができました。また、試験もCBT試験(ネット試験)も可能となり試験日が多く設定させているところもよかったです。
育児・夜勤をしながらの学習体験
1年3ヶ月の学習期間
私が簿記3級の勉強を始めたのは、育児と夜勤の両立で精神的にも肉体的にも厳しい時期でした。
正直に言うと、毎日勉強できたわけではありません。むしろ、勉強できない日の方が多かったです。
- 夜勤明けで疲れ果てている日
- 子どもが体調を崩して看病に追われる日
- 仕事が忙しくて心身ともに余裕がない日
そんな日は、テキストを開くこともできませんでした。
でも、それでも良いと思えたのが、クレアールの良さでした。
「今日できなくても、明日やればいい」 「今週できなくても、来週やればいい」
そんな風に、自分を追い込まず、無理のない範囲で続けることができました。
スキマ時間30分の積み重ね
私の学習スタイルは、「長時間集中」ではなく「短時間の積み重ね」でした。
- 朝の30分:子どもが起きる前に、講義動画を1本視聴
- 昼休みの15分:スマホで前日の復習
- 夜の30分:問題演習
1日の勉強時間は、多くても1時間程度。全く勉強できない日もありました。
でも、週に3〜4日、30分ずつでも続けることで、少しずつ知識が積み重なっていきました。
クレアールの講義は、1本あたり10〜20分程度に分割されているので、スキマ時間でも無理なく視聴できました。これが、忙しい人にとって本当にありがたかったです。
毎日できなくても大丈夫
簿記の勉強をしていると、「毎日やらないと忘れてしまう」というプレッシャーを感じることがあります。
でも、私の経験から言えることは、毎日できなくても大丈夫ということです。
大切なのは、「完璧を目指さない」こと。
- 今日できなくても、自分を責めない
- 1週間勉強できなくても、また始めればいい
- 少しずつでも、前に進んでいれば大丈夫
そんな風に、自分に優しく、長期戦で挑むことが、忙しい人が資格を取るコツだと思います。
取得後のリアルな活用例
税理士事務所での実務経験
簿記3級を取得した後、短期間ではありましたが、税理士事務所で会計スタッフとして働く機会がありました。
未経験でしたが、簿記3級の知識があったおかげで、仕訳の入力や帳簿のチェックといった業務を比較的スムーズに覚えることができました。
実務では、簿記3級で学んだ基礎知識が、そのまま使われていました。
- 仕訳の仕組み
- 貸借対照表と損益計算書の見方
- 経費の分類
これらの知識があるのとないのとでは、仕事の理解度が全く違います。
家計管理アプリの見え方が変わった
私はマネーフォワードMEという家計簿アプリを、10年ほど前から利用しています。
マネーフォワードMEは、銀行口座やクレジットカードと連携して、自動で家計簿をつけてくれる便利なアプリです。日々の収支が自動的に記録され、グラフで可視化されるため、お金の流れが一目で分かります。
ただ、簿記を学ぶ前は、マネーフォワードMEを「ただの記録ツール」としてしか使っていませんでした。
「今月、食費にいくら使った」 「光熱費が高い」
そんな表面的な情報しか見ていなかったのです。
しかし、簿記の知識を身につけた後、資産の見え方が劇的に変わりました。
- 資産(預金、投資、不動産など)と負債(ローンなど)を分けて把握
- 純資産(資産−負債)の増減を追跡
- 毎月の収支が、資産にどう影響しているかを理解
簿記で学んだ「貸借対照表」の考え方を、家計管理にも応用できるようになったのです。
マネーフォワードMEは無料でも使えますが、有料プランなら過去のデータも無制限で見られるため、長期的な資産推移を把握するのに役立ちます。簿記の知識があると、このアプリの価値が何倍にも膨らみます。
確定申告も自分でできるように
現在、私は確定申告が必要な収入があるため、マネーフォワード確定申告というアプリを使って、自分で帳簿をつけています。
マネーフォワード確定申告は、日々の取引を入力すると、自動で仕訳を作成し、確定申告に必要な書類を作成してくれるアプリです。
簿記の知識があるおかげで、このアプリを使った帳簿付けが、スムーズにできています。
- 「借方」「貸方」の意味が分かる
- 経費の分類方法が理解できる
- 貸借対照表・損益計算書の見方が分かる
もし簿記の知識がなければ、「借方」「貸方」という言葉すら理解できず、税理士に丸投げするしかなかったでしょう。自分で帳簿をつけることで、年間数万円の税理士費用を節約できています。
簿記の知識は、こうしたアプリを「使いこなす力」に直結します。アプリは便利ですが、基礎知識がなければ、その機能を十分に活かせません。簿記3級を学ぶことで、お金に関するあらゆるツールを、自分の武器にできるのです。
クレアールを使った効果的な学習法
私が実践して効果的だった学習法を紹介します。
1. 講義動画を1.5倍速で視聴
クレアールの講義動画は、再生速度を変えられます。
慣れてきたら、1.5倍速で視聴することで、時間を短縮できます。30分の講義が20分で終われば、忙しい人にとって大きな時短になります。
2. スマホアプリで問題演習
クレアールには、スマホで使える問題演習アプリがあります。
通勤時間や待ち時間に、サクッと問題を解くことで、知識の定着が早まります。
3. 分からないところは何度も見返す
オンライン講座の良さは、何度でも繰り返し視聴できることです。
分からないところは、恥ずかしがらずに何度も見返しましょう。私は、特に「減価償却」や「貸倒引当金」の部分を、5回以上見返しました。
4. 過去問を繰り返し解く
簿記3級は、過去問からの類似問題が多く出題されます。
クレアールの教材には過去問題集も含まれているので、繰り返し解きましょう。3周すれば、合格ラインに到達できます。
まとめ:簿記3級は自衛官の「次の人生」の基礎
自衛官の転職、起業、副業、家計管理。どんな道を選ぶにしても、簿記の知識は必ず役に立ちます。
- 転職:事務職・経理職への道が開ける
- 起業:自分で帳簿をつけ、経営状態を把握できる
- 退職後の副業・フリーランス:確定申告を自分でできる
- 家計管理:お金の流れを正しく理解できる
そして、忙しい自衛官でも、スキマ時間を活用すれば、必ず合格できます。
私は育児と夜勤をしながら、1年3ヶ月かけて合格しました。毎日勉強できなくても、焦らず、自分のペースで続けることが大切です。
クレアールなら、低価格で、好きな時間に、自分のペースで学習できます。合格保証もあるので、安心して長期戦で挑めます。
自衛官の「次の人生」の準備として、簿記3級の取得を検討してみませんか?
お金の知識は、一生あなたを支える武器になります。今日から、その第一歩を踏み出しましょう。