繊細なあなたが、自衛隊という職場で疲れないためにできる3つのこと

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繊細なあなたが、自衛隊という職場で疲れないためにできる3つのこと

昨日の記事を読んで、「まさに今の自分のことだ」と感じてくださった方がいたと知り、私のほうが胸がいっぱいになりました。

その言葉を受けて、あの記事が少しでも「自分の気持ちを大切にしてもいいんだ」と思うきっかけになったのなら、それだけで本当に書いてよかったと感じています。

今回はその続きを込めて、HSP気質を持つ自衛隊員の方が、日々の中で心を少しでも軽くできるような、私自身が実践してきたヒントを3つご紹介します。

この記事で紹介する3つのヒント


  1. 「全部受け取らなくていい」と自分にそっと言い聞かせる


  2. 断る前に「ワンクッション置く」クセをつける


  3. 疲れを“減らす”ではなく“戻す”時間を作る

なぜこの話をするのか

「人に頼まれると断れない」「空気を読んで先回りしすぎて疲れる」「感情をもらいすぎてしまう」——これらは、私が自衛官時代に毎日感じていたことです。

HSPの気質は“気づきすぎる”ことにあります。音や光、人の声のトーン、言葉の裏の感情。それを無意識に受け取り続けてしまうから、何もしなくてもエネルギーを消耗する。

それなのに、自衛隊という“我慢と効率の世界”では「気にしすぎるな」と自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。

ヒント1:「全部受け取らなくていい」と自分にそっと言い聞かせる

自衛隊では、相手の意図を察したり、空気を読むことが求められる場面も多くあります。 HSPの人にとってはそれが日々のストレスや消耗につながることもあるのです。

私はあるときから、「全部に気づかなくてもいい」「気づいても全部受け取らなくていい」と、自分にそっと言い聞かせるようにしました。

人の会話や雰囲気を感じ取っても、すぐに反応したり、自分が何かを背負わなければと思わないようにしたのです。

「今は反応しなくても大丈夫」と、自分の中で優しくブレーキをかける——そんな小さな心がけが、私にとって心を守る第一歩になりました。

ヒント2:断る前に「ワンクッション置く」クセをつける

HSPの人は、頼まれると断れなかったり、「すぐに返事しなきゃ」と焦ってしまいがちです。

私も以前は、頼まれごとに対してすぐ「大丈夫です」と言ってしまい、その後に後悔することが何度もありました。

そこで、「少し考えてから答える」というのを取り入れ習慣化しました。

たとえば「少し確認してからでもいいですか?」「一度持ち帰らせてください」といった言葉を使うだけで、心にゆとりが生まれました。

即答せずに“ワンクッション”を置くだけで、気持ちを落ち着ける余裕が生まれ、自分にとって本当に無理のない対応ができるようになりました。

ヒント3:疲れを“減らす”ではなく“戻す”時間を作る

HSPの人は、刺激の多い環境にいると、気づかないうちに心が疲れてしまうことがあります。その疲れを完全になくそうとするよりも、“元の自分に戻る”ための時間を持つことが大切です。

とはいえ、勤務中に「10分間なにもしない」時間を取るのは難しいでしょう。そんなときは、例えば次のような小さなリセット方法を取り入れてみてください。

・昼休みに屋外に出て、空を見ながら深呼吸を3回する
・トイレや休憩スペースで1分だけ目を閉じて呼吸に集中する
・誰とも話さずに水をゆっくり飲む

こうしたささやかな習慣でも、気づかないうちに心のノイズを少しだけリセットできます。

「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、積み重ねることで心の余白が戻ってきます。

今日のまとめ

HSP気質は、決して「弱さ」ではありません。それは、人よりも深く感じ、丁寧に向き合えるという素晴らしい力です。

ただ、その力を持つからこそ、自分の心と体を守るための工夫が必要です。

今回ご紹介した3つのヒント——受け取りすぎないこと、すぐに答えないこと、静かに戻る時間を持つこと——は、私自身が身をもって学び、実践してきたことです。

誰かの期待や空気に振り回されすぎず、自分のペースで、自分らしくいられる時間を大切にしてください。

あなたへ伝えたいこと

明日がどんな一日になるとしても、今日のあなたの頑張りは、ちゃんと意味があります。

少しでも心がしんどいときには、ここで紹介したことのどれか一つでも、思い出してもらえたら嬉しいです。

「自分を大切にしていい」と、自分自身に優しく声をかけてあげてくださいね。 明日もまた、きっと忙しい日が来る。 でもその中で、一つだけでも「自分を守る習慣」を入れてみてください。

この記事があなたにとって、小さなヒントや心の支えになれば嬉しいです。

 

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