GW明けに辞めたいと思ったら|自衛官が連休中にすべき自己対話

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GW明けに辞めたいと思ったら|自衛官が連休中にすべき自己対話

連休の静けさが教えてくれる、あなたの本音

GWが近づくと、ふと考えてしまいませんか。

「連休明け、また駐屯地(基地)に戻るのか…」

「このまま定年まで、本当にやっていけるのだろうか」

普段は任務に追われ、そんなことを考える余裕もない。でも、連休という”空白の時間”ができると、押し殺していた気持ちがじわじわと浮かび上がってくる。

私自身、自衛官として25年以上勤務する中で、何度もこの感覚を味わいました。特にGWや年末年始など、まとまった休みの前後は「このまま続けていいのか」という問いが頭から離れなかったのです。

その違和感を「弱さ」だと否定しないでください。

連休中に湧き上がる「辞めたい」という気持ちは、あなたの心が発している大切なサインです。今回は、その感情との正しい向き合い方について、私の経験も交えながらお伝えします。

なぜ連休明けに「辞めたい」と思うのか

「連休が終わると憂うつになる」

これは自衛官に限らず、多くの社会人が経験することです。しかし、自衛官特有の環境が、この感情をより強くさせている側面があります。

表面的には「休み明けが面倒」という単純な話に見えます。でも、本質はもっと深いところにあるのです。

連休は、あなたが”本来の自分”に戻れる貴重な時間。

普段は規律の中で役割を演じている自分がいます。それが連休中にリセットされ、素の自分に戻る。すると「本当はこう生きたい」という本音が見えてくる。

連休明けの憂うつは、その本音と現実のギャップから生まれているのです。

「辞めたい」感情が生まれる3つの原因

原因①:慢性的な疲労の蓄積

自衛官の勤務環境は、想像以上に心身を消耗させます。

訓練、当直や警衛、非常呼集への備え。24時間365日、どこかで気を張り続けている状態が続きます。普段はアドレナリンで乗り切っていても、連休で緊張が解けた瞬間、蓄積された疲労が一気に表面化するのです。

私も現役時代、連休初日は何もする気が起きませんでした。ソファで横になったまま一日が終わる。それくらい、知らないうちに疲れが溜まっていたのです。

この疲労状態で「連休明けからまた同じ生活が始まる」と考えると、心が拒否反応を示すのは自然なことです。

原因②:自分の人生を生きていない感覚

連休中、家族や友人と過ごす時間。あるいは一人で好きなことに没頭する時間。

そこには「自分で選んだ時間」があります。

一方、任務中の自分はどうでしょうか。命令に従い、決められたスケジュールをこなし、組織の歯車として動く日々。もちろん、それが自衛官の仕事であり、誇りでもあります。

しかし30代、40代になると「このまま自分の意志で生きない人生でいいのか」という疑問が湧いてくる。

連休は、その問いに向き合わざるを得ない時間なのです。

原因③:将来への漠然とした不安

「定年後はどうなるのか」

「民間で通用するスキルはあるのか」

「家族を養っていけるのか」

こうした不安は、忙しい日常では意識の奥に押し込められています。でも、連休という”考える時間”ができると、不安が膨らみ始める。

特に自衛官の場合、定年が約55歳と早いため、セカンドキャリアの問題は避けて通れません。

2024年度の調査でも、自衛官の再就職支援として警備業や保険業、不動産業などへの斡旋が行われていますが、「本当にやりたいことか」と考えると迷う方が多いのが現実です。

この将来不安が、「いっそ今辞めて、早めに次のキャリアを始めた方がいいのでは」という考えにつながるのです。

「辞めたい」感情への正しい向き合い方

では、この感情にどう対処すればいいのでしょうか。

大切なのは、「辞める」か「続ける」かの二択で考えないことです。

ステップ①:感情を言語化する

まず、今感じていることを紙に書き出してみてください。スマホのメモ昨日でも構いません。

「なぜ辞めたいと思うのか」
「何が嫌で、何が辛いのか」
「逆に、続けている理由は何か」

頭の中でぐるぐる考えているだけでは、感情と事実が混ざり合って整理できません。書くことで客観視できるようになります。

私の場合、書き出してみたら「辞めたい」のではなく「今の配属先が合わない」だけだったこともありました。本当の問題が見えてくるのです。

ステップ②:一時的な感情か、本質的な違和感か見極める

連休明けの憂うつは、誰にでもあるものです。

重要なのは、それが「一時的な疲れからくる感情」なのか、「ずっと抱えている本質的な違和感」なのかを見極めること。

目安として、以下の質問を自分に投げかけてみてください。

・この「辞めたい」という気持ちは、いつから続いているか?
・休息を取った後も、その気持ちは変わらないか?
・3年後、5年後の自分を想像したとき、どんな感情が湧くか?

もし半年以上同じ気持ちが続いているなら、それは無視すべきではない本音かもしれません。

ステップ③:情報収集を始める

「辞める」と決める前に、選択肢を知ることが大切です。

今の自衛官には、キャリアの選択肢が思っている以上にあります。

まず現状を客観的に把握するために、転職サイトに登録して市場価値を確認するのも有効です。例えば、リクナビNEXTは150万件以上の求人を持つ総合転職サイトで、自衛官からの転職実績も豊富です。「今すぐ辞める」ためではなく、「選択肢を知る」ために活用するのです。

また、自分のキャリアの方向性が定まらない場合は、キャリアコーチングを受けるのも一つの方法です。ポジウィルでは、転職ありきではなく「自分らしいキャリアとは何か」を一緒に考えてくれます。無料カウンセリングがあるので、まずは話を聞いてもらうだけでも気持ちが整理されます。

GW中にできる具体的なアクション

「向き合い方は分かったけど、具体的に何をすればいいの?」

そう思われた方のために、連休中にできることをお伝えします。

アクション①:「やりたいこと」ではなく「嫌なこと」をリストアップ

「やりたいことが分からない」という方は多いです。でも「嫌なこと」なら出てきませんか?

・朝の点呼が嫌だ
・上官の理不尽な指示が嫌だ
・転勤で家族と離れるのが嫌だ

これらを書き出すと、「自分が本当に避けたいもの」が見えてきます。そこから逆算して、「ではどんな環境なら納得できるか」を考えるのです。

アクション②:信頼できる人に話を聞いてもらう

一人で抱え込まないでください。

配偶者、親友、あるいは同期でも構いません。「ちょっと聞いてほしいことがある」と切り出すだけでいいのです。

話すことで考えが整理されますし、「お前もそう思ってたのか」と共感が得られることもあります。

アクション③:自己理解を深める本を読む

連休はまとまった読書時間が取れる貴重な機会です。

「転職の思考法」(北野唯我著)は、転職で後悔しないための考え方を学べるベストセラーです。物語形式で読みやすく、「このまま今の仕事を続けていいのか」と悩む全ての人に響く内容です。

また、繊細さや人の気持ちを汲み取る力が強い方は、HSP(Highly Sensitive Person)の傾向があるかもしれません。「繊細さんの本」(武田友紀著)は、その気質を強みに変える方法が書かれています。転職前の自己理解に最適な一冊です。

アクション④:次のキャリアに活かせるスキルを棚卸しする

自衛官としての経験は、想像以上に民間で評価されます。

・チームをまとめるリーダーシップ
・危機管理能力
・厳しい環境下でもやり抜く精神力
・規律正しい行動習慣

これらを「当たり前」と思わず、強みとして認識してください。

さらに、転職市場で武器になる資格取得を視野に入れるのも良いでしょう。スタディングはスマホで学べるオンライン資格講座で、忙しい自衛官でも隙間時間で学習を続けられます。

それでも「辞めたい」気持ちが消えないあなたへ

ここまでお伝えしてきたことを実践しても、なお「辞めたい」という気持ちが消えない。

それは、あなたの本音が「変化を求めている」証拠です。

私自身、最終的に25年以上勤めた自衛隊を依願退職しました。決断するまで何年も悩みました。でも今、後悔はありません。

なぜなら、ちゃんと向き合った上での決断だったからです。

大切なのは、衝動で辞めないこと。そして、本音を無視しないこと。

この両方のバランスを取りながら、自分の人生の舵を握る。それが「正しい向き合い方」だと私は考えています。

まとめ:連休の違和感は、未来への羅針盤

GW前のこの時期、「連休明けに辞めたい」と感じるあなたへ。

その感情は弱さではありません。むしろ、自分の人生を真剣に考えている証拠です。

連休中の静けさで湧き上がる違和感は、自分の本音に気づくための大切なサインです。

今回お伝えしたことをまとめます。

・連休明けの憂うつは、本音と現実のギャップから生まれる
・「辞める」「続ける」の二択ではなく、まず感情を言語化する
・一時的な疲れか、本質的な違和感かを見極める
・情報収集を始め、選択肢を広げる
・連休中にできる具体的なアクションを実践する

一人で悩み続ける必要はありません。

「自分の気持ちを整理したい」「キャリアについて相談したい」という方は、ぜひ無料キャリア相談をご活用ください。自衛官としての経験を持つからこそ、あなたの気持ちに寄り添ったアドバイスができると思っています。

あなたの人生は、あなたが決めていいのです。

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