自衛官が退職前にやっておくべき5つのこと|在職中に準備したい順番

自衛官が退職前にやっておくべき5つのこと|在職中に準備したい順番

退職を考え始めたとき、何から手をつければいいのか分からず、不安だけが大きくなってしまう方は多いと思います。

この記事では、在職中にやっておくと安心な5つのことを、準備しやすい順にまとめました。

① 退職後の収入と支出を見える化する

最初にやることは、お金の全体像を書き出すことです。紙のノートでも、表計算ソフトでも、家計簿アプリでも構いません。続けやすいものを選んでください。

  • 今の毎月の支出(住居費、保険、教育費など)
  • 退職後も続く支出と、なくなる支出
  • 退職後に入ってくる収入の見込み

見える化すると、「何に不安を感じているのか」がはっきりします。

私は在職中から、家計簿アプリの マネーフォワード ME を使い、家族の口座やクレジットカード、電子マネーを連携していました。一度設定すれば、入出金を自動で取得し、更新してくれます。10年ほど続けていて、満足度の高いサブスクの一つです。無料会員は、連携できる口座の数に上限があります。私はプレミアムサービスのスタンダードコースを年額プランで契約していて、口座連携の数を気にせず使えています。※口座連携無制限は、プレミアムサービス スタンダードコースの機能です。最新の内容や料金は、公式サイトで確認してください。

口座を連携する場合は、パスワードの使い回しをしない、二段階認証やパスキーを設定するなど、自分でできる基本的な対策は忘れずに行ってください。

当初、夫は家計を一緒にすることに消極的で、資産額を把握できていませんでした。ですが、夫が「自分の小遣いがない」と嘆いていたため、小遣いを確保したうえで、お試しで一括管理させてほしいと伝えたところ、そのまま家計管理を任せてもらえています。

退職前にお金で一番不安だったのは、収入面です。看護師の資格を活かして転職すれば収入はカバーできましたが、子どもの進学のために、夫を残して転居することにしました。そのため、しばらくは夫の収入と貯蓄を取り崩して生活していました。

② 退職金・年金・iDeCoを確認する

退職手当の見込み額や、その後の年金は、人によって違います。所属の人事担当や援護担当に、早めに確認してください。

iDeCoや退職金は、受け取り方や時期によって、税金が変わる場合があります。受け取り方は、退職前に確認しておきたいポイントです。

③ スキルや資格を小さく始める

退職後の仕事につながるスキルや資格は、在職中から少しずつ準備できます。

選び方と学び方は、自衛官におすすめのスキル習得方法で解説しています。

④ 副業・兼業のルールを確認する

在職中の副業や収益化は、自衛隊法で制限があります。報酬を受けて別の事業や職に就く場合は、承認が必要です。

報酬を受けない活動(ボランティアなど)は、承認の対象外になる場合もあります。一方、地域に貢献する活動で、謝礼などの報酬を受ける場合は、承認を受けることで認められる場合があります。いずれも内容によって扱いが変わりますので、始める前に所属へ確認してください。
詳しくは自衛官は副業できる?|がんばりすぎない生き方と未来の選択肢で解説しています。

⑤ 気持ちの整理と、相談できる人を持つ

退職は、収入や手続きだけの問題ではありません。長く続けてきた仕事を離れることで、気持ちが揺れるのは自然なことです。

特に感受性が強い方は、周囲に気を使って、一人で抱え込みがちです。信頼できる人や、外部の相談先を一つ持っておくと、決断がしやすくなります。

私が退職を決めたときは、不思議と晴れ晴れした気持ちでした。登校を渋る息子を置いて出勤しなければならない毎日が続いていたからです。苦手な人との関わりも、これで終わりにできる。会いたくない人には、会わなくてもよくなる。そう思えたことも大きかったです。退職を後押ししてくれたのは、自衛官の夫でした。

もちろん、気持ちは人それぞれで、不安のほうが大きい方もいると思います。

まとめ

  • ①お金の全体像、②退職金・年金、③スキル、④副業のルール、⑤気持ちの整理、の順に進めます。
  • 全部を一度にやる必要はありません。気になるものから、小さく始めてください。

退職全体の流れは、自衛官退職ガイド|定年・依願退職への準備と心構えにまとめています。

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